【雨 雑学 ①】童謡の歌詞の意味がすごい!「あめふり」「あめふりくまのこ」

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日常の会話で使える雑学。6月のテーマは「雨」。毎日毎日じめじめ、ムシムシ。原因は…雨ですね。そんな憂鬱な気分もパぁっと晴れるような、雑学、今月もご紹介していきますよ!第1週は、「歌詞」。童謡って、何も気にせず歌いがちですが、その隠された歌詞の意味、あなたは知っていますか…???

イヌ:じゃぁ、こどもの日、5月5日のこどもの日は、

6月といえば…雨でしょ!今月のテーマは「雨」

イヌえもん
イヌえもん

さぁ皆さん、こんばんは!イヌえもんです!

ネコ美
ネコ美

こんばんは!ネコ美です。

(以下、イヌえもん:イヌ。ネコ美:ネコ。)

イヌ:6月になりました。暑くなりましたねぇ。

ネコ:暑いですよぉ。でもちょっとクーラーの加減が分からなくて、部屋を冷やしすぎたりして。もう、なんなんですかね。

イヌ:まあね、まだ本当に暑いというよりも、ジメジメとしたような日がこれから続きますからね。

ネコ:はい。

イヌ:ジメジメの原因は何でしょうね。

ネコ:なんでしょうねぇ、私の気持ちかな。

イヌえもん
イヌえもん

え!気持ち?

ネコ:はははははは

イヌえもん
イヌえもん

ジメジメの原因この時期だったら、雨でしょう、雨!

ネコ美
ネコ美

あ~、そうね。なんか雨の日が続いているので。今日も昨日も。

イヌえもん
イヌえもん

では6月のテーマは「雨」でいきましょう。

ネコ美
ネコ美

うわー!雨はまさかと思ったけども!はいはい、雨ですね。

イヌ:その、まさかというのは?

ネコ:いやぁ、梅雨とかかな?って思った。

イヌ:はいはいはいはいはい。まあそういう予想もしがちですが、今回は雨で行きたいと思います。

ネコ:はーい

童謡『あめふり』、歌詞知ってる??

イヌ:ではパート1。第1週は、雨がモチーフの詩についてお話しましょうか。

ネコ:詩?ポエム?

イヌ:そう。詩というのは、まあ、「ポエム」という意味の詩と、「リリック」歌詞というのがありますよね。

ネコ:ラッパーみたいですね。リリックって。

イヌ:ふふん、そう言ってしまえばそう聞こえますが(笑)、雨がモチーフの歌というと、

「あめあめ ふれふれ かあさんが
じゃのめで おむかい うれしいな
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

なんて聞いたことありますよね。

ネコ:わかります!

イヌ:これ、どういう歌だか知ってます?

ネコ:え~?

イヌ:このあとの歌詞覚えてます?

ネコ:え!そこしか知らない。

イヌ:そう、意外とね。この歌どんな歌なのか知らないんですよ。

ネコ:雨が降ったらお母さんが蛇の目傘を持って迎えに来てくれるからうれしいな。っていう歌?

イヌ:お!大まかに言うと正解。だけどちょっとね。何だろう、その、これは登場人物は男の子なんですが、その男の子の「お母さん来てくれてうれしいな」だけじゃないストーリーが、この歌詞、実はありまして。

ネコ:へぇ~!

イヌ:基本的に4行の詩でなってて、後ろ2行は、「ピッチピッチチャップチャップ」が3行目、「ランランラン」が4行目。

ネコ:あ、そこ改行するんだ!

イヌ:なのでストーリー自体は、頭の2行だけなんですよ。この2行が、5番までありまして。

ネコ:えぇえ~!

イヌ:ストーリー展開していきます。

ネコ:私たちが知ってるのは?

イヌ:どこまで知ってるかによりますけども、今のネコ美さんの話だと、多分ね、2番までは知ってるところですね。

ネコ:うんうんうん、あ、そう。

1番
「あめあめ ふれふれ かあさんが 
じゃのめで おむかい うれしいな 
ピッチピッチ チャップチャップ 
ランランラン」

2番
「かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

イヌ:ここまで意味がわかります?なんか普通に童謡歌っちゃいますけど、童謡って結構昔に作られているので。結構大人になって聴いたらやっとわかるけど、子供の時、絶対理解してなかったなっていう感じなんですよね。

ネコ:うんうんうん。「鐘が鳴る」って、その、よく街を歩いてて、例えば、5時になると、かかったりするじゃないですか。「帰る時間、夕方だよ!」みたいな。

イヌ:これ、作られた時代は全然もう最近の話じゃないので…もう50年も100年の前のことを言ってるんですよね。

ネコ:誰だっけ、作ったの。野口雨情じゃないし…誰でしったけ?

イヌ:これね、北原白秋なんですよ。

ネコ:北原白秋さんですか。ほー

イヌ:で、1番の

1番
「あめあめ ふれふれ かあさんが 
じゃのめで おむかい うれしいな 
ピッチピッチ チャップチャップ 
ランランラン」

雨が降ったら、お母さんが、傘を持っていない子供のために、蛇の目傘でお迎えに来てくれるからうれしいと。ちなみに「蛇の目傘」って、和傘のね、真ん中に大きな目玉みたいなのを円周上に描いてあるのが蛇の目傘っていうんですけども。

ネコ:ヘビの目って書くんですよね!

イヌ:そうそうそうそうそう。で、2番!

2番
「かけましょ かばんを かあさんの
あとから ゆこゆこ かねがなる
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

「かけましょかばんを」っていうのは、学校が終わって、カバンを肩にかけて、出る。お母さんの後からついていこう。さぁ、町の鐘がなるよっていう意味。

ネコ:帰り道の光景ですね。お母さんが、迎えに来てくれて。

イヌ:だいたい、ここまでですよね。さっきネコ美さんが言ってたのも。

ネコ:気になる!なに?

イヌ:続いて3番の歌詞。

3番
「あらあら あのこは ずぶぬれだ
やなぎの ねかたで ないている
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

ネコ:知ってる、それ!

イヌ:お!

ネコ:むしろ2番は知らなくて、「あのこはずぶぬれだ」のところ、知ってますよ!

イヌ:急に雨が降ってきたから、帰ってる途中で濡れちゃった子は、柳の下で泣いて待ってるんですよね。濡れちゃって。そして4番!

ネコ:え~、気になるぅ!

イヌ:その子は、お母さんに、言います。4番

4番
「かあさん ぼくのを かしましょか
きみきみ このかさ さしたまえ
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

ネコ:え…小学生かな?(笑)

イヌ:こんな「さしたまえ」なんていうの?って思うんですけど、昔の話なので「さしたまえ」って言ってたみたいなんですよ。

ネコ「たまへ」って書いてるんでしょ、きっと(笑)

イヌ:うん(笑)。で、意外と、昔はそれが子供でも言ってたっていうふうに、なんかいろいろ書いてありますけどね。

ネコ:そうなんですか~!へぇ!それにしても、いい話!。

イヌ:最後丸く収まるのが、5番。

5番
「ぼくなら いいんだ かあさんの
おおきな じゃのめに はいってく
ピッチピッチ チャップチャップ
ランランラン」

ネコ:めっちゃいい話じゃん!へえ~!そうですかぁ。知らなかったです。

イヌ:まぁ、知ってるようで知らない「あめふり」の話。

ネコ:なるほどねえ。

こちらも童謡「あめふりくまのこ」

イヌえもん
イヌえもん

もう1つ、童謡ありまして、「あめふりくまのこ」って知ってますか?

ネコ美
ネコ美

聞いたことあるなぁ。

イヌえもん
イヌえもん

歌詞を読んでいきましょう。

イヌ:これはね。これも5番までありますね。

あとから あとから ふってきてちょろちょろ おがわが できました
いたずら くまのこ かけてきて

おやまに あめが ふりました
あとから あとから ふってきて
ちょろちょろ おがわが できました

いたずら くまのこ かけてきて
そうっと のぞいて みてました

さかなが いるかと みてました

なんにも いないと くまのこは
おみずを ひとくち のみました
おててで すくって のみました

それでも どこかに いるようで
もいちど のぞいて みてました
さかなを まちまち みてました

なかなか やまない あめでした
かさでも かぶって いましょうと
あたまに はっぱを のせました

イヌ:これ、どういう歌詞ですかね。どういう風景だと思います?。

ネコ:かわいいですよ😊なんかもう私、完全にパディントンみたいな頭に浮かべて聴いてますけど。

イヌ:いや、それでいいんじゃないですか(笑)。何か魚いると思ってのぞいてみたのにいないっていうのは、ちょっと悲しいかなっていう意見もあったりするんですけど…あんまり、そうは思わない?

ネコ:うん、雨降ってるから、魚もいないのかなって思って。

イヌ:なんかこれはですね、作詞の人が鶴見正夫という作詞家だったんですけども、当時の、作者·鶴見正夫の状況を表しているそうなんですよ。鶴見正夫、この歌ができる前、会社員でやっていたそうなんですよ。

思い切ってフリーの作家に転身したらしいです。家族もいるのにフリーでやっていけるのかなって不安の抱えていたんだけれども、そのときの心情を描いている。そんなとき、ふと窓の外に目をやると、幼い息子が庭で傘をさしたまま、雨でできた小さな川のように流れる水の流れを、ずっと見てたんですって。それが「魚でもいないかな」と待っているように見えたそうで、その場面がモデルになったと。

ネコ:かわいい!(^^)!

イヌ:魚でも来ないかなと待っている息子の姿に、「あぁ、何かいいことないかな」と思いながら過ごしている自分自身を重ねたそうなんです。で、息子の姿を見た作者は「大丈夫!いつか、いいことあるさ!」と前向きな気持ちになって、この歌詞を書いたと。でも本当にそのあといいことがあって、この作詞をした後に、翌年にはNHK「うたのえほん」っていう番組が昔あったそうで、「おかあさんといっしょ」の前身番組らしいんですが。

ネコ:「みんなのうた」じゃなくて?

イヌ:「みんなのうた」じゃなくて、おかあさんといっしょの前身番組の「うたのえほん」という番組だったんですって。そこに選ばれたりとか、日本の歌百選に選ばれたりとか。

ネコ:へぇえ~!

イヌ:で、時は過ぎてですけど、絵本になったり、英訳されて海外に伝えられたりとか、

ネコ:うん、

イヌ:まぁ、いいことがあったと。なんとなく詩は悲しい感じがするけれども、子どもからすると、本人はそんなこともなくて、自分は好奇心のまま夢中になっているって。最後にはね、葉っぱなんか乗せちゃって、可愛らしいことしてますけれども、歌の歌詞って、いろいろな想いが込められながら作られているんだなと思ったので、ちょっとご紹介したいなと思いました。

ネコ美
ネコ美

なんか、雨が出てくる歌詞って、何かの比喩になってること多いですよね。気分を一新するために降る雨でも、悲しい思いのする雨でも、雨って、そういうの多いなって気がしますよ。

イヌえもん
イヌえもん

まあ、それでいうと、スイートピーの回にあった「4月の雨が5月の花を咲かせる」みたいなね。
いろんな言葉として、使われやすいものですね。

ネコ美
ネコ美

確かにそうですね。

今週は、ここまで🤭意味を知ると、深い童謡の歌詞。このね、「あめふり」は、よくCMでも使われていたり、1番は有名だったりしますけど…曲全体は、こんな感じだったのですね。ほかにも、知っているよ!という方、ぜひ、イヌえもんとネコ美に教えてください★さぁ、次週も雨にまつわる、「詩」つながり…?(おそらく)誰もが知っている、あの名作が登場!おたのしみに!

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