日常の会話で使える雑学。5月のテーマは「こども」です。1·2週は「こどもの日」にまつわる雑学を、3週は「偉人のこども時代」についてお届けしてきました。偉人たちのこども時代は、なんていうか…ギャップ萌えの連続!? まだ見ていないよ!という方は、ぜひ、これまでの記事(動画)も、どうぞご覧になってください。
さて、今回、こども編·最終回!「こどもの名前」について。つい最近、いわゆる「キラキラネーム」に制限を加えるかどうか、政府の議論が話題になりましたよねぇ。
時代と名前の関係!?君の名は…?
今月のテーマこども
まぁ、恒例ですよね。こどもの名前ランキング。2021年明治安田生命が調査している結果を見ますと、
はい
男の子の1位から言っていくと、読み方で、1位ハルト、2位ミナト、3リク、4位ソラ、5位ソウタ
へぇーっ
女の子の読み方。1位メイ、2位ミオ、3位ツムギ、4位エマ、5位コハル。
(以下。イヌえもん:イヌ、ネコ美:ネコ)
ネコ:ふーん、小春ちゃんなんのちょっと意外でしたね。
イヌ:何ともね。現代らしい名前が並びますね。
ネコ:うん。
イヌ:で、これ変遷を追ったら面白いなと思って、調べたら、
ネコ:確かに!これ2021年ですもんね。
イヌ:なんと、明治安田生命はちゃんと調べてます。
ネコ:いつから?
イヌ:毎年調べてるんでしょうけど、ここではもっと達観して時代ごとに追っていて。まず男の子の名前からいきますと、大正時代。
ネコ:そんな時からわかるんだ!
イヌ:大正時代は、大正の正。「正しい」という漢字を使う字と、清。さんずいに青、「清」という漢字が付く名前が人気あったんですね。例えば、「正」は、正一とか、正二とか。正っていう字を使うのが流行ってたんですね。
ネコ:さんずいに青は?なんで??
イヌ:清くんは、なんででしょうね?
ネコ:「清正」ってわけじゃないのね?じゃあ。
イヌ:それは書いてない。
ネコ:清正ならどっちも入ってるよ🤭
イヌ:まぁ、多分、元号の改正が、大正明治から大正になって改正後の影響があったので、正しいという字は使われたんだろうという分析をされていますね。
ネコ:そうでしょうね。
イヌ:で、その後、昭和になったら昭和の「昭」。
ネコ:うん
イヌ:昭次くんとか、昭(あきら)くんとか昭三とか。
ネコ:昭男とかね。
イヌ:うん。やっぱりその字を使うのが元号改正から反映されていると。
ネコ:ふ~ん
イヌ:で、戦時中は、勇気の「勇」でイサムくんとか、勝利の「勝」、マサルくんかな?ていうのが、やっぱり流行ってたらしいですね。
ネコ:へぇ~。やっぱり時代を反映している部分があるんですね。
イヌ:で、昭和20年。まぁ、終戦ですね。終戦を迎えて勇くんとか、勝くんが、BEST10から外れて、従来から人気があった、博士の「博」でヒロシくんだとか、草かんむりの「茂」くんが1位になったと。
ネコ:へぇ~~~😲
イヌ:で、ここから、だんだんだんだんこう、われわれのなじみのある名前になっていくんですが。昭和30年代から40年代は、「誠」くん。
ネコ:あぁ、新撰組のアレですね!
イヌ:そうそうそうそう。昭和50年代は「大輔」くん、大きい車の甫と書いてダイスケくん。
ネコ:なんで?
イヌ:1980年、昭和55年に高校野球で荒木大輔選手が甲子園に出場して、大輔くんブームが起こされたって書いてありますね。
ネコ:そうなんだ~☺️
イヌえもん·ネコ美世代のおなまえ!
で、昭和60年代から平成1桁。ちょうど今30代ぐらいの人ですかね。は、「翔太」くん。「拓哉」くん。「健太」くん。
いたなぁ!クラスに。
必ずクラスにはね、この世代の人だったらいたかもしれませんね。
いたいたいた!今言った名前、全員いましたね。
で、平成10年代は、ダイキくん。大きく輝く「大輝」くん。あとなんて読むんだろうな?「大翔」。ダイショウくんとは読まないよね?大きく飛翔の翔。さっきの櫻井翔さんの翔。
ヒロトとか?
ヒロトっていうのかな?
うん、聴いたことある気がする🤔
が、人気になってくるんですって。
へえ、ちょっと新しくなってきた気がしますね、やっぱ。うん、聴いたことある気がする🤔
イヌ:平成20年代からは、ヒロトくん?「大翔」、「蓮」、「悠真」。
ネコ:へぇ~。
イヌ:で、現代に至ると。平成30年、令和のこの時代。
ネコ:なるほど。
イヌ:ちなみに女の子で見ていきますと
ネコ:ハイ!子がつくでしょう!きっと!
イヌ:はい、これもね、本当に時代っていうか、確かに最近ないないな!っていうふうになってくるのが。大正時代は、「千代」とか、「文子」が人気だったんですって。
ネコ:千代に八千代にの千代かな。
イヌ:千代。千代子ちゃんとか。で、昭和初期から20年代までは和子ちゃんとか幸子ちゃんとか。
ネコ:ふーん
イヌ:昭和30年代はケイコちゃん。恵の子と書いて、「恵子」ちゃん、あと「美」という字を使う人、「久美子」ちゃんです。とか、「由美子」ちゃんとか。
イヌ:昭和40年代は、ここから名前が多様化していく。昭和40年代の初めは、美という漢字が人気になって、ユミコちゃん、まゆみちゃんとか、明美ちゃんとか、直美ちゃんが人気になるんですが、子という字がだんだん離れていくんですって。
ネコ:へぇ~!そうなんだ。
イヌ:で、昭和50年代から60年代にかけては、愛、LOVE、愛しいという字ね。愛ちゃんが増えてきて、子が、子離れっていうふうに書いてありますけど、子が、もうランキングの中から出ちゃったんですって。
イヌ:ランキング外になってしまったことで、平成1桁は、美咲ちゃんが人気。
ネコ:ミサキチャン…
イヌ:美しく咲く美咲ちゃん。平成3年から1位なんですって。
ネコ:へぇ~、そうなんだ!でも私友達に美咲ちゃん…いるわ。います。います。いました。
イヌ:6年連続トップらしいですよ。
ネコ:へー!
イヌ:その後も10年間BEST10にランクインし続けて、なんと平成14年と16年には1位に返り咲きました。
ネコ:ほ~!そうか。
イヌ:そして平成10年はさくらちゃんとか、ひなちゃんかな?「陽菜」ちゃん。で、平成20年代からは「陽菜」ちゃん、あとは、「ユイ」、「結」という字を使った結というのが流行り出してるんだそうですよ。
ネコ:ふ~ん。何か男の子よりも、なんだろうな、わかりやすいですね。子があったり、なかったりするから。
イヌ:そう。で、時代を反映するといっても、やっぱ勇ましいという字はあんま使わないんだろうなっていう感じがしましたね。
ネコ:あー、確かにね。
まさかの!?日本人の(下の)おなまえ!
で、ちょっと、ここで気になったのは、時代は進んでいって、新しく生まれる子に対してはどんどんどんどんこう新しいブームな名前というか、その時代に即した名前がついていくけれども、じゃあ実際、今、日本に、なんていう名前が一番多いんだろう?
うん。
気になりません?
気になります!苗字でいうとね、
佐藤とか鈴木とか山田とか田中とかね、言うけども。
斎藤とか
下の名前って何だろう。
ね!何でしょうね。
ネコ:うん、気になる。全部通してでしょ?えっ全然想像つかないなぁ。私の友達で多い名前だったら、浮かばない。下の名前は。あ、私のお友達、女の子マイちゃん多いですね。
イヌ:へー!
ネコ:うん、すごいいっぱいいますよ。マイちゃん。男の子だったら、何だろう?あんまりかぶってないかも。翔くんは多いかもな!翔くん多いですね。
イヌ:さあ!じゃあ、この気になる、今どんなお名前の方が多いのか、発表しますと。
ネコ:\デデデデデデン!/
イヌ:第3位!推定人数9万9453人。
ネコ:それはなに?日本の中でだから、今何人?1億なんぼ?
イヌ:…の中で、1億数千人の中で1億1千人?
ネコ:1億いくつ、のうちの、9万9千!結構いるなぁ、したら。
イヌ:全国のお名前ランキング、なんか、これ何かの番組で聞くなぁ?
ネコ:「お名前~」ってね🤣
イヌ:全国で、いま多いとされるお名前は!第3位!
ネコ:はい、
イヌ:9万9453人「勇」さん。
ネコ:へぇー。
イヌ:第2位!10万飛んで61。「茂」さん。
ネコ:おやおや…?ハイハイ。
イヌ:第1位!11万飛んで950。「清」さん!
ネコ:あれ!? 何かちょっと、大正と昭和を振り返ってみたよ!?
イヌ:ねぇ!大正と、戦時中。
ネコ:うん。に、流行ってた名前!が今も多いんだ。総合的に見ると。
イヌ:だって今生まれている子たちって、だんだんこどもたちの数が減っちゃってるし。でも当時人気でつけられた人の前後にも付けられてる人がいて。ボリュームゾーンとしてやっぱそのへんの世代が多いですよね。
ネコ:そうか。カムカムエブリバディにも勇ちゃんが出てきましたね。
イヌ:本当に好きですね。カムカムエブリバディ。
ネコ:好きですよ!勇ちゃんは1925年生まれのはずなので😏
イヌ:へー
ネコ:うん。安子ちゃんとおんなじ歳のはずだから…🤔そうか。へー。何か時代背景も考えると面白いな。
イヌ:ちなみに、このランキングは、
ネコ:はい。
イヌ:このホームページによると、電話帳に掲載されている件数をもとに、姓名または名字のランキングを表示していますと。
ネコ:すごい!そのページ、すごいですね✨
イヌ:まあまあまあまあ、だから、これが1位なんだっていう意味合いではなく、今回使った目的は、時代ともに名前のブームがあって、今のボリュームゾーンっていうのがどのぐらいなのかなっていうのを見るために引用しました。
ネコ:ふ~~ん。女子は??
イヌ:全部が一緒になっているので、女子っていうふうに分かれてないんですよね。
ネコ:ふぅ~ん。そういうことか。
イヌ:男性の方が多分、
ネコ:まぁ電話帳にね、掲載することも多いでしょうしね。
イヌ:電話帳に掲載されている名前っていうのは、男性の方が圧倒的に、多分、昔の電話帳ですから。多かったんでしょうね。
ネコ:でもさかのぼっていろいろね、名前の流行とかを見ていった中で、「今の」っていうのを聞くと、なんだかへぇ。て思いますね。確かにね、友達にもいましたよ。勇くん。
イヌ:そう。だから別に、今では全く使われなくなったというわけではないですからね。
ネコ:うん、だからいるんでしょうね、ずっと。
イヌ:例えば昭和の「昭」の字を書いて「昭(アキラ)」くんというのは、さすがに少なくなってはいるけれども。
ネコ:いるからね。
イヌ:こどもにつける名前をどうするっていう話になりましたけれども
ネコ:うん、
イヌ:今の時代ですね。いろんな名前をつけるので、こうキラキラネームとかあるじゃないですか。こどもにつける名前。でも、親はもちろん、こどもに輝いてほしくて、唯一無二の名前をつけたいっていうのはわかるんですけれども、名前だけで成功するっていうことはありえませんからね。
ネコ:うん
イヌ:でも、逆に言うと、名前が平凡であっても成功する人は成功するんですよ。その一番いい例が、鈴木一朗さんですよ。
ネコ:ああ、あぁぁぁ~!そうか。苗字「鈴木」さんなんだ!そうでしたね。
イヌ:彼は、「鈴木一朗」さん。今でこそね、何か銀行とかいったら、銀行の名前に太郎とかつけたりとか花子とかつけて、なくなりましたけど、昔は本当に鈴木一朗さんとか鈴木太郎さんという名前でたくさん見本が書かれてましたからね。日本で一番、見本にされてた名前だと思いますよ。
ネコ:うん。
イヌ:そんな人が、もう、メジャーリーガー。今でもマリナーズの大事なポジション担ってね、活躍されてるわけですよ。今でも、トレーニング欠かしてないらしいですよ。現役の選手よりトレーニングしてるらしいですよ。
ネコ:すごいですね。やっぱり何かを成し遂げる人って、すごいですね。
イヌ:いや、だから、すごいなと思います。
ネコ:うん、思う本当に。
イヌ:今回この名前をしゃべるのに、ちょっといろいろ調べていたときに、「太宰治」もありましたけど、「オサム」ですからね。
ネコ:うーん
イヌ:そんな奇をてらった名前ではないし😌
今月の雑学テーマ「こども」。いかがだったでしょうか。ぜひ、4週分合わせてご覧くださいね。
それにしても、キラキラネームの対義語が「しわしわネーム」なの…なんとかならないもんかと思う今日この頃。キラキラしていない名前なんて、ひとつもありませんよ…。(“キラキラ”が、そういう意味じゃないのは、わかっていますよ!笑)あなたの名前、身近な人の名前、話題にしてみてください。
さて、次回からは6月!新テーマでお届けします。(テーマは未定!笑)お楽しみに🥰
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