【雨 雑学 ④】あなたの知らない春雨の世界

Uncategorized

日常の会話で使える雑学。6月は梅雨の季節ということで「雨」をテーマにお送りしています。前回は、“カレンダーに注目”し、今年(2022年7月1日現在)は、雨による大きな災害もなく、梅雨をあけました。雨は厄介者のイメージもありますが、恵の雨でもあります。と言うことで、「もう少し喋りたい!」。7月に入りましたが、雨の話題続けていきます!今回は、名前の「雨」がつくあの食べ物の話題。あなたは、知っていましたか??

テーマ「雨」
前回までのWEB記事
【雨 雑学 ①】童謡の歌詞の意味がすごい!「あめふり」「あめふりくまのこ」
【雨 雑学 ②】「雨ニモマケズ」の意味・背景を完全解説!
【雨 雑学 ③】6月に祝日!?何の日??

「雨」は「雨」でも、「食べられる雨」ってな〜んだ???

イヌえもん
イヌえもん

さあ、続いて雨にまつわる話で言いますと、まぁ雨って言ってもね、いろいろありますよね。

ネコ美
ネコ美

うん、と言いますと?

イヌ:天・空から降ってくる雨から、

ネコ:キャンディーとかってこと? 

イヌ:あぁ、そこまではいかないんですが、まあ、6月ごろに降る雨→夏にまだなりきっていない本格的な夏になりきっていないまだどこか春心地春雨! 

ネコ:ハハハハハハ!

イヌ:ふふふふふ ちょっと強引?

ネコ:なるほどね。まぁでも、「雨」って漢字入ってるから、キャンディーよりは、リアル雨じゃないですかね。春雨。

イヌ:春雨。

ネコ:好きですよ。おいしい!

春雨は俳句にも!?

イヌ:春雨って。本当に、春に降る雨のことを「春雨」っていうのを知ってます?

ネコ:「五月雨」みたいなこと?

イヌ:そうそう。五月雨みたいなこと

ネコ:へぇ~!ほんとに言うんだ!

イヌ:ちゃんと季語にもなっていて。

ネコ:「春雨やー」みたいな?

春雨や蓬をのばす艸の道

イヌ:絶対これ、知ってる人、詠んでます。

ネコ:春雨やヨモギの?

イヌ:ヨモギをのばす草の道。

ネコ:松尾芭蕉

イヌ:おぉ~!正解!

春雨や ゆるい下駄借す 奈良の宿

ネコ:それもまた誰かが詠んでいる?

イヌ:誰かが詠んでます。聞いたこと絶対あります。

ネコ:もう一回言って

イヌ:春雨や ゆるい下駄借す 奈良の宿

ネコ:種田山頭火

イヌ:あー 与謝蕪村

ネコ:与謝蕪村!そっか

宇治川やほつりほつりと春の雨

ネコ:宇治川?京都のほう?

イヌ:でしょうね。

ネコ:誰?

イヌ:この人自身は四国の人ですね。

ネコ:四国の人

イヌ:たしか。

ネコ:誰だ?

イヌ:正岡子規。

ネコ:あー!正岡子規は、ホトドギスさんですね。

イヌ:はい。まぁこういった、ちゃんと春の季語にもなっているんですが、食べ物の春雨、なんで、そんな言葉がついたかというと、

ネコ:見た目似てるからじゃなくて?

イヌ:そうそうそう。つややかであったり、情の細やかさ、静けさ、しっとりした趣を持っていて、白く細くはかなげな感のある麺状の食べ物。辞書にはそんなことが書いてあります。

ネコ:春雨の解説ってそんななんですか?ヘルシー!みたいなね。

イヌ:ちなみに春雨を最初に日本で作ったのは1937年昭和12年、国内の食品メーカーが作ってます。

ネコ:日清とか?

イヌ:森井食品というところ。

ネコ:どこだろう。

イヌ:奈良県ですね。製造過程でじょうろ状の穴から押し出されてくる様子が、候の春雨に似ていたということから名付けたそうです。

ネコ:へー!あぁ~、素敵な名づけ方!

春雨って、、、どんな食べ物か説明できる???

イヌ:さぁ、その春雨。春雨の原料って何でしょう?

ネコ:豆?

イヌ:お~

ネコ:違ったけ

イヌ:緑豆。基本的にでんぷんで作ってるそうなんですが、緑の豆、緑豆のでんぷんで作っているか、ジャガイモのでんぷんで作っているか、この二つらしいんですよ。ちなみに春雨とビーフンの違いってわかります?

ネコ:それ、たまに「あぁ」って考えてしまうのですけど、、、ビーフンはお米?

イヌ:おぉ~!

ネコ:原料が違う!?

イヌ:米粉を50パーセント以上使ったもの。

ネコ:美味しいですけどね、どっちも。でもなんとなく春雨の方がヘルシーな気分で食べてますよ。

イヌ:緑豆春雨はコシが強く、歯ごたえがあって、長時間煮ても溶けにくいんですって。ジャガイモやサツマイモのデンプンの由来の春雨は、その反対にソフトな食感で味が染み込みやすいんですって。

ネコ:でも私、春雨をスープに入れて時間経って、時間たちすぎて、もうところてんみたくなってるのが好きです。

イヌ:プルンプルンのやつ?

ネコ:そう!あれ、好きです。

イヌ:ビーフンとかフォーとか、春雨との違い、分かったところで、、、春の雨と書いて春雨ですが、同じものを指すときに中国で春雨って書いても通じないそうなんですよ。

ネコ:ええ!?あぁ、日本でつけたからかしら?

イヌ:そう。同じ作り方、さっきの緑豆のでんぷんで作ったものっていうのは、中国の緑豆で作ることが多いそうで、中国にも春雨自体はあるそうなんですが、春の雨、春雨と書かずに、細いものは粉の糸、糸2つの糸。この字→【粉絲】

ネコ:チンジャオロースとかに使う漢字

イヌ:ファンシー(粉絲)

ネコ:ファンシー?

イヌ:そうそう。細いものはファンシーと呼ばれる。やや太いものは米に一条二条、条文の上という字を書いてファンリュウ(粉条というらしい。

ネコ:何かファンシーの方が可愛いですね。

イヌ:細いほうがじゃぁ可愛いってことだね。で、韓国にも春雨を使う料理ありますよね。チャプチェとかプルコギ。

ネコ:あー、チャプチェそうだ。

イヌ:でも、これは韓国ではタンミョンって言われていて、中国が豆、緑豆から作って緑豆のでんぷんで作っているものだけれども韓国はさつまいものでんぷんから作るのが主流なんですって

ネコ:何かちょっとアレだ、グレーですもんね、色。韓国の春雨って

イヌ:まぁ、一口に春雨といっても、原料が違えば使い方も違って、国も違ってくると。

ネコ:だけどその作っている様子、なんかヒューッと、じょうろみたいなところから出した時に、その出た様子が春の雨のようだっていうやっぱ日本人の風情というか、感性が、もう美しくて、ちょっと嬉しくなりますね。

イヌ:日本ってやっぱり天気、四季が豊かって言いますからね。季節とか天気による名前が多いかもしれないですね。

ネコ:そうなんだ、いいなって思いました。ありがたく食べます。春雨。

イヌ:例えば、「朧月」って言いますよね。なのでおぼろ昆布なんかもあったりとか。野原に咲く菜の花に見立てた菜種卵?

ネコ:しらない

イヌ:っていうのがあるみたいですよ。でもその菜種っていう名前が付いてるのは「菜種梅雨」っていう、その春に降る梅雨のように、シトシトと降る雨のことをれやすいっていうので天気とか、季節からも天気の名前に取ってるし、季節の名前からも天気に入れてるし、おぼろづきのような外の様子、空の様子から食べ物に入れてることもあるし、日本はけっこう季節だとか、天気と食べ物っていうのは密接に絡んでるかもしれませんね。

ネコ:ですね。何か浮かんでた気がしたけど忘れちゃった。そういう食べ物

イヌ:なんでしょうね。

ネコ:何かあったんだけど。なるほど~ 春雨、いい。でも何かすごく素敵なんだなって思いました

イヌ:ちなみに私は最近ダイエットをしているので春雨はよく食べる食材です。

ネコ:ふふふふ

ネコ:食べるたびに、思い出してますね、この話を。

イヌ:うん。その緑豆が、緑豆のでんぷん由来なのか、ジャガイモとかサツマイモ、イモ系のデンプン由来なのかっていうのは、この違いがよくわかってなかったな。

ネコ:うん。私、全部緑豆だと思ってました。豆のでんぷんだとおもっていました。

イヌ:スーパーいくと、なんかちゃんと茹でなきゃいけない春雨と、熱湯3分でいい春雨が売ってて。

ネコ:あぁ、確かに。

イヌ:普通のコンビニに売ってるスープ春雨はお湯で行けちゃうけど、スーパーに売ってるのは熱湯3分、茹でなきゃいけなかったりして、何が違うのかなってずっと思ってたけど。

ネコ:それが違うんだ。でもスープに入れすぎて、ところてんをみたくなるのは何なんだろ?

イヌ:ま、水を吸ってるからでしょう。

ネコ:吸いすぎて、もう本当に見た目も

イヌ:そうそうそう

ネコ:トコロテンみたくなりますよね。鍋、ほんと、ちゃんと、スープって、作ったスープにずっと入れてると。

イヌ:だからそれは、おそらく、熱湯で、熱湯3分でちゃんと戻るような吸収しやすい春雨を使っているからでしょうね。

イヌ:以上、(収録したけど)使うか使わないかわからない春雨についてでした。

ネコ:えー、でも春雨おもしろい☺️

(当初、掲載するか迷ったネタですが、採用されました。。。)

コメント

タイトルとURLをコピーしました