日常の会話で使える雑学。今月のテーマは「こども」です。前回は、こどもの日っていつ???世界のこどもの日を比べてみました。いろんなルーツがありました。
ご覧になっていない方は、前回の記事≪【雑学】「こどもの日」っていつ???≫をどうぞ。さて、今回、こども2週目は、「こどもの日といえば??」皆さん、何をしますか??何を飾りますか???
こどもの日って、何する日?
さて、「こどもの日」、何をする日ですか?
これ、日本で考えていいですか?
日本で考えてください。
日本は、5月5日は…鯉のぼりを上げる、
ほうほう。ほうほう。
…あと何すんの?あ、かぶとを飾る。
はい。
何だ?そんなとこ??
なんで兜を飾ったり、鯉のぼりかかげたりするんですかね。
(以下。イヌえもん:イヌ、ネコ美:ネコ)
ネコ:それは、日本だけでいうと、端午の節句で、男の子の健康と成長を願ってみたいなことじゃなかったでしたっけ。
イヌ:なるほど。あってますよ、
ネコ:ふふ
イヌ:5月5日がこどもの日になったのは、5月5日が「端午の節句」だからになりますよね。
ネコ:うん。
イヌ:じゃあ、「端午の節句」って、なぜ5月5日だったんでしょうね。
ネコ:桃の節句が3月3日だから!
イヌ:でも、端午っていう時は「端」という字に、午前午後の「午」ですよね。
ネコ:うん、
イヌ:これ、午(うま)です。必ずしも5日ではなかったようなんですね。
ネコ:どういうこと?
イヌ:5月5日が「端午」では必ずしもなかったそう。暦の上で。
ネコ:「端午」って何?なんかあるんですか?暦に、何かあるんですか。
イヌ:うん。「節分が2月3日とは限らない」といっしょ。
ネコ:あー、2日の年もあるみたいなね。
イヌ:そうそうそう。でも、端午も、端午の節句も5月5日と限っていなかった。
ネコ:へえ~!
イヌ:最初はね。暦の上で。
ネコ:うん、はい。
イヌ:端午っていうのは、もともと、必ずしも5日ではなかったと。
ネコ:うん。
イヌ:ただ、端午の「午」と数字の「5」をかけて、5日のことを端午にしようというふうになってきたのが、歴史的な流れらしいです。
ネコ:うそぉ~!
イヌ:だから、必ずしも端午っていうのを5月5日じゃなかったけども、語呂合わせで行こうって歴史的にもなったと。
ネコ:本当ですか!?
で、それはさらに
うん、
奈良時代まで遡ってる話なんだけど、男性が外に出払って、女性だけが家の中に閉じこもって、田植えの前に汚れを払い、身を清める儀式を「五月忌み」っていう風習があるそうで。「さつき」って五月って書いて、「忌み」は、忌み嫌うという字で、これが5月5日の端午の節句として形を変えてったと。「五月」っていうのと「午」をかけて、五月五日になってたと。
それは奈良時代から徐々にそう変化してたってことですか?
そう。で、奈良、平安、鎌倉時代あたりで、5月5日に病気や災いを避けるための行事として、菖蒲の葉っぱを飾ったりしていく。で、鎌倉時代の武士の間で、この「菖蒲」と、武道、和尚さんの尚と武士の武って書いて、これも「尚武」っていう、武道とかを続けていくっていう意味なんだけれども、その尚武とをかけて、より勇ましい男の子の日、端午の節句として祝うようになってたと。
へえー!そこからなんだ。今に変化してったのは。
端午の節句、なに飾る??
で、さらに江戸時代になると、どんどんどんどんまた変わってって、厚紙で兜を作ったり。
江戸から!?
紙や布に兜を書いたり。それを吹流したりとか。そう。で、鯉のぼりも江戸中期に飾られるようになったんですって。
へー!鯉のぼりもそんな歴史あるんだぁ!😲
イヌ:で、その鯉のぼりも「うちには男の子が生まれました。どうぞお守りください」と、こう、天の神様に伝えて守っていただくっていう意味があるとも伝えられています。
ネコ:ああ、でも、それは今もね、なんとなく言われている地域とかありますよね。
イヌ:初期の鯉のぼりは、和紙で作られてたんですって。
ネコ:雨で濡れちゃう🥺
イヌ:それが、油紙とか綿とか破れにくいものに変わって、
ネコ:ああ~
イヌ:昭和30年代に、雨に濡れても色落ちしない合成繊維の鯉のぼりが誕生して、現在に受け継がれていると。
ネコ:へぇええ、そうなんだ!
イヌ:ちなみに。四国の高知県では、鯉のぼりではなく「かつおのぼり」というのがあります。
ネコ:まさかの~!?さすがですな😍
イヌ:ちょうど、初鰹の時期と鯉のぼりを飾る時期が重なるので。
ネコ:はぁ~!そうなんだ
イヌ:かつおのぼりを掲げているところがあります。
ネコ:でも、なんかオシャレ!
イヌ:ね。だから本当に地域に根ざした、その土地のなんていうんでしょうね、旬の魚を飾れば、僕はいいんじゃないかなって思いますけどね。
ネコ:「サクラマスのぼり」とか?
イヌ:そうそうそうそう。
ネコ:「サメのぼり」とか?
イヌ:サメ捕れるのかな?その時期🤔ま、何でもいいんですよ。
ネコ:確かに☺️
桃の節句の、あの歌、あの話…
ここまで、こう、男の子の話、鯉のぼりとか菖蒲だとか。いろいろ話してきたので、ひなまつりについてもちらっと触れると。お内裏様とお雛様。
出た出た!
イヌ:「♪うれしいひなまつり」の歌詞では、お内裏様とお雛様が二人並んでいるという様子が描かれています。実はこれは、今のこの言葉だけ聞くと、お内裏様は雄雛を指して、おひな様は雌雛を指すイメージがありますが、
ネコ:はい。
イヌ:そんなことはなく、お内裏様もお雛様も二組でお内裏様。二組でお雛様。
ネコ:これは知ってましたよ、私も!
イヌ:これ、有名っちゃ有名なのかもしれませんけど。
ネコ:うん、歌詞の間違いね。
イヌ:だからお内裏様とお雛様っていう風にいうと、4人登場してしまうことになるらしいですよ。
ネコ:あはは!その発想はなかった!!…あ、お内裏様とお雛様じゃ三人じゃない?
イヌ:私が調べた中では…いや、俺もそうだと思ったんですけど、
ネコ:うん、あ、お雛様って、雌雛だけじゃないってことか!そっか、どっちもなんだ。
イヌ:雄雛・雌雛、一対で、「お雛様」。
ネコ:「お内裏様」も同じ意味だから、4体!(笑)
((爆笑))
イヌ:じゃ、「お内裏様」って、何でお内裏様っていうか知ってます?
ネコ:「内裏」っていう位置にいる人だから、じゃなくて?
イヌ:おー…そのまんまですね。
ネコ:今日はなんか、ちょっと正解が多いかな!
イヌ:最後にコレを持ってきたのが面白くなかったな~😅
ネコ:そんなことないけど。
イヌ:かつおのぼりで終わっとけばよかった。
ネコ:かつおのぼりで終わってもいいんじゃないですか?編集上は。
イヌ:終わりにしよっかな。
ネコ:うん、かつおのぼり面白かった。へえーって思った。見てみたい。
イヌ:四万十とか確かにそうなんじゃないかな。四万十市とか。
ネコ:へぇー。そうなんだ!おもろい☺️
いかがだったでしょうか?鎌倉殿の13人を見ながら。カツオのたたきを食べながら。今回の話を思い出していただけると嬉しいです!そしてぜひ、話のネタにしてください☺️さて、この雑学「こども」編。次回は、「偉人のこども時代」に注目!え、あの偉人にも、こども時代が!?(そりゃそうか!笑) へぇー!と思うこと間違いなし!次回もお楽しみに!
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